女性のストレスとエステティックケア
ストレスを抱えた女性が増えている
先端技術の普及、情報科学の進歩などにより、仕事や家庭のあり方も時代とともに変わってきています。
特にこの20年間で女性の社会進出が進み、キャリアウーマンという言葉も新鮮さを失うほどです。平成17年3月28日に厚生労働省が発表した「平成16年版 働く女性の実績」では、働いている15歳以上の人口の48.3%を女性が占めています。
そして、働く女性の増加とともにストレスによる不眠、便秘、不定愁訴など健康上、美容上のトラブルに悩まされる女性も急増しています。
ストレスの原因となるライフスタイル
<仕事>
不規則な勤務時間、責任の重い仕事、オーバーワーク、人間関係、金銭問題など
<食事>
時間、回数の不規則。外食などによる栄養の偏りなど。
<睡眠>
生活のリズム・就寝時間・睡眠時間の不規則、睡眠障害による不眠、睡眠不足など。
<休養>
不十分な休養、気分転換が下手、リラックスできる趣味がない、蓄積疲労など
<運動>
運動不足、過度な運動、偏った運動、不適切な運動
肌は心身の状態を映し出す
肌は内臓の状態はもちろん、心の状態も反映します。肌を見れば、その人がストレスに悪影響を受けているのかどうかが分かります。
肌に直接影響を受けるのは、紫外線、嗜好品、お酒、タバコなど、睡眠時間、食事と言われていますが、肌に直接関係しないと思われがちな心の状態も、実はとても影響を与えています。
昔から、「病は気から」といわれているように、心と体は密接につながり、互いに影響し合っていることはよく知られています。精神的に落ち込んでいるときには、体の不調、病気が起こりやすくなりますし、逆にうれしいこと、楽しいことがあるときは体の状態も良くなります。
人間には恒常性維持機能(ホメオスタシス)という、身体が本来持っている回復力、悪い状態から立ち直って本来の姿に戻ろうとする力がありますが、ストレスを受けるとその機能が低下してします。
ホメオスタシスは、自律神経、ホルモン、免疫などと深く関わり、不安や悩みなどのストレスが増えると大きく乱れて、健康上も美容上も好ましくない結果を生み、それが肌の不調原因になりがちです。
2014年06月28日17時00分